大阪ハイテクノロジー専門学校&大阪保健福祉専門学校 合同卒業式

「創」未来へ羽ばたけ2018-。

卒業生総代の市來さんと尾崎さんに近藤学校長から卒業証書が授与されました

卒業生総代の市來さんと尾崎さんに近藤学校長から卒業証書が授与されました

 大阪ハイテクノロジー専門学校と大阪保健福祉専門学校の合同卒業式が3月13日(火)、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で行なわれました。612名の卒業生たちは在学中、医療・研究機関や福祉施設、企業、学校などとの連携による活動を盛んに行なっており、卒業式に合わせて行なわれた「産学連携賞 表彰」では、多くの学生が業界団体などからの表彰を受けるなど、卒業生は栄えある表情で社会へ一歩を踏み出しました。

 多数のご来賓や講師の先生方、保護者の皆さんらが見守る中、卒業生総代の大阪ハイテクノロジー専門学校・生命工学技術科の市來祐也さんと、大阪保健福祉専門学校・介護福祉科の尾崎朱理さんに、両校を担当する近藤雅臣学校長から、卒業証書と専門士称号の授与が行なわれました。



近藤正臣学校長 告辞


 近藤学校長は、「皆さんの前に無限の可能性を秘めた未来が今日始まります。無限の可能性は、皆さん方のやり方次第で、有限になってしまいます」と、一日一日を大切に、そして最高に生きることの積み重ねが無限の可能性につながっていく大きな道だと、述べました。そして「大きな壁にぶつかることもあるが、壁は頑張って生きている人の前にしか現れません。怖がらずにそれをぶち破る人間になって下さい。またAIの時代だが、AIに負けない本当の人間の力を示して欲しいと思います。そして皆さんの力でこれからの日本を建て直し、成長させなければなりません」と、期待と激励の言葉を贈りました。

  • 学校長告辞を行なう近藤先生


  • 祝辞を述べる宮川副理事長


宮川藤一郎副理事長 祝辞


 滋慶学園グループの宮川藤一郎副理事長は、「グローバルで変化の激しい不透明な時代こそ、専門的な知識や技術を身につけておくことが有利な時代です。その点で皆さんは専門性や社会性の高い仕事を目指して頑張ってこられました」と、懸命な選択だったと述べた上で、「前に踏み出す力」や「考え行動する力」「問題を解決する力」、「チームワーク力」に加えて、コミュニケーション能力、さらに将来的に「リーダーシップ力」や「マネージメント力」を育んで欲しいと訴えるとともに、「日進月歩の激しい業界にあって、学び続けることが大事です」と言葉を贈りました。

テレサ・ローランド博士


 海外提携校のご来賓からもご祝辞をいただき、サンフランシスコ市立短期大学のテレサ・ローランド博士は、1999年から続けている医療の国際化に向けてのパートナーシップをさらに拡充し、異文化理解を深めていきたいと述べた上で、「卒業生の皆さんの輝かしい未来と、今後のキャリアの成功、そして人生の目標の達成を心からお祈りします」と祝福していただきました。


 また、急遽来日できなくなった上海健康医学院の校務委員会主任、鄭瀋芳様から「入学時の初心を忘れないように頑張ってください」という卒業生への激励のメッセージが披露されました。同大学は毎年、100名にのぼる学生を大阪滋慶学園に留学させています。留学生の中には、大阪ハイテクノロジー専門学校の日本語学科を経て同校臨床工学技士科に編入学し、臨床工学技士の国家資格を取得して日本の病院で働く学生がすでに50名近くに上っています。

鍼灸スポーツ学科の石原さんと医療秘書・情報科の石川さんに校長賞


 在学中に努力した学生への表彰が行われ、校長賞が大阪ハイテクノロジー専門学校・鍼灸スポーツ学科の石原光彩さんと、大阪保健福祉専門学校・医療秘書・情報科の石川汐音さんに贈られたのをはじめ、大阪府知事賞や理事長賞、JESC(滋慶教育科学研究所)奨励賞など各賞が、それぞれ贈られました。

 また、日刊工業新聞社賞が、卒業研究「ヒートパイプを用いた透析液廃熱利用への取り組み」を行なった大阪ハイテクノロジー専門学校・臨床工学技士科チームに、フジサンケイビジネスアイ賞が「実習期間中の看護学生が自ら招く睡眠不足」の研究を行なった大阪保健福祉専門学校・介護福祉科チームにそれぞれ贈られました。


  • 日刊工業新聞社賞が竹本祐介取締役大阪支社長から贈られました


  • フジサンケイビジネスアイ賞が両金史素大阪本社代表から贈られました


謝辞を述べる卒業生代表の上木さんと足立さん

 最後に、大阪ハイテクノロジー専門学校・スポーツ科学科の足立勝哉さんと、大阪保健福祉専門学校・看護学科の上木みらさんが、卒業生を代表して、在学中に恩師から受けた指導やクラスメートからの温かい思いやりに感謝を述べ、豊田副校長から「美しくて力強い謝辞をありがとう」と声をかけられました。このあと、保護者の皆さんにも育ててもらったお礼の気持ちを伝えた後、代表に感謝の花束を贈りました。



産学連携賞として各業界団体からの賞が贈られました

産学連携賞の発明学会会長賞を受ける卒業生の林さんと大杉さん


 式典後の第二部では、両校が展開してきた産学連携教育の中で、優秀な成果をあげた学生に贈られる産学連携賞の表彰式が行なわれました。小学校のプログラミング知識の少ない先生でも扱えるプログラミング教材を開発した大阪ハイテクノロジー専門学校・生命工学技術科(ロボット専攻)の林知宏さんと大阪保健福祉専門学校・介護福祉科の大杉恒成さんらに、発明学会会長賞が一般社団法人発明学会の中本繁実会長から贈られたのをはじめ、各業界団体から各賞が贈られました。


 閉式前に、卒業を祝って、姉妹校の放送芸術学院専門学校の在校生と大阪スクールオブミュージック専門学校の卒業生で構成するソウルマティックスが「ひまわりの約束」を歌い上げました。粛々と進められてきた式典は、医療、福祉の世界を支える人材を送り出すにふさわしい清々としながらも、温かい空気に包まれた卒業式となりました。

学校法人大阪滋慶学園 専門学校3校の合同卒業式を挙行

大阪医療技術学園、大阪医療福祉、大阪医療看護の3専門総代に大阪滋慶学園の学校長でもある橋本常務理事から卒業証書が授与されました

大阪医療技術学園、大阪医療福祉、大阪医療看護の3専門総代に大阪滋慶学園の学校長でもある橋本常務理事から卒業証書が授与されました

 病院や医療機器メーカー、薬品会社、福祉施設、高等学校などから100名を超えるご来賓にご臨席いただく中、3月12日(月)に、学校法人大阪滋慶学園の大阪医療技術学園専門学校と大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校の合同卒業式を大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で挙行しました。少子高齢化の中、医療・看護職や福祉職に身を捧げる学生たちが、本学園での“最後の授業”を終えて、卒業証書と専門士称号授与書を手に意気揚々と巣立ちました。

学校長 告辞


 3校を代表して、学校法人大阪滋慶学園の橋本勝信常務理事が学校長の立場で告辞。橋本常務理事は、「医療・ヘルスケアの分野は“病院完結型”から“地域完結型”への移行に伴い、ますます医療、介護、福祉の連携が強く求められています。皆さんは身につけた専門知識と技術を生かして、患者さんら多くの方から『ありがとう』『助かりました』と、声をかけてもらえるように頑張ってください」と述べ、「希望は人を成功に導く信仰である。希望がなければ、何事も成就するものではない」というヘレン・ケラーの言葉を贈りました。

 続いて、大阪医療技術学園専門学校・臨床検査技師科の伏見祥広さんと大阪医療福祉専門学校・言語聴覚士学科の日浦麻緒さん、大阪医療看護専門学校・看護学科の長澤由菜さんの各校卒業生総代に、橋本常務理事が「よく頑張りました」と、卒業証書と専門士称号を授与しました。


  • 学校長を代表して橋本常務理事が告辞


  • 理事長として祝辞を述べる浮舟邦彦総長


理事長 祝辞


 学校法人大阪滋慶学園理事長の浮舟邦彦総長が祝辞を述べ、「卒業式は決してゴールではありません。これからがスタートなのです。皆さんお一人お一人のキャリアを作り上げていかなければなりません。プロが成長していくためには、一つの原則があると思います。まず、仕事を通して成長していくということです。どうか仕事を通して成長していくのだという思いをしっかりと持って下さい。

 社会は大きく変化していきます。医療、福祉の世界も大きく変化していくでしょう。そういう中で、学び続けるということを大切にして欲しいと思います。学校のいたるところに『今日も笑顔であいさつを』という標語があったと思います。笑顔であいさつをすることは、コミュニケーションの原点です。その素晴しいあいさつの習慣を皆さんの職場にも持っていって下さい」と、祝福しました。


the City College of San Francisco副学長からも祝辞

サンフランシスコ市立短期大学のローランド博士


 本校と1999年以来の交流を続けている海外提携校のサンフランシスコ市立短期大学(the City College of San Francisco)副学長のテレサ・ローランド博士からもお祝いの言葉をいただきました。同博士は「ヘルスケアの世界をより良いものにするために、卒業後も学び続けてください。そして皆さんの輝かしい未来と今後のキャリアの成功、目的の達成をお祈りします」と、新たな旅立ちを祝福していただきました。

 また、急遽、来日できなくなった、2002年から本校と合作教育をスタートさせてきた上海市立上海健康医学院の鄭瀋芳・校務委員会主任からのお祝いのメッセージや、各業界団体の御代表からの祝電が披露されました。


柳川さんら5名に大阪府知事賞 皆勤賞は137名


 各賞の授賞式が行なわれ、大阪府知事賞が大阪医療技術学園専門学校の柳川まゆらさん(医療診療科)と伏見祥広さん(臨床検査技師科)、大阪医療福祉専門学校の鵜澤莉奈さん(診療情報管理士学科)と矢野悠夏さん(視能訓練士学科)、大阪医療看護専門学校の岡聖菜さん(看護学科)の5人に贈られたのをはじめ、在学中に優秀な成績を修めたり、素晴しい行いをした学生にそれぞれ理事長賞や学校長賞をはじめ、JESC奨励賞など各賞が贈られました。

  • 学校長賞など各賞の授与

  • 皆勤賞と精勤賞を受ける大勢の卒業生の皆さん

  • 総長賞の授与

 さらに、3年間休まずに講義や実習に参加した137名に上る卒業生に「皆勤賞」が贈られ、代表の大阪医療福祉専門学校・作業療法士学科の石川晃恵さんに賞状が手渡されると、式場にひときわ大きな拍手が湧き起こりました。


我が子の成長に保護者も涙

  • 謝辞を述べる各校代表

  • 保護者代表に感謝の花束を贈る卒業生代表

 最後に、各校を代表して大阪医療技術学園専門学校の阪口希映さん(言語聴覚士学科)と、大阪医療福祉専門学校の山本英作さん(理学療法士学科)、大阪医療看護専門学校の夏秋乃々花さん(看護学科)の3人が、それぞれ日々の学びや学園祭や体育祭などの思いでをはじめ、病院や施設での臨床実習や国家試験勉強での厳しい壁をクラスメイトや先生、家族のサポートで乗り切ったことへの感謝の言葉を述べました。それぞれ「3年間で学んだことを生かし、理想とする医療の専門職を目指します」と、社会人としての新たな一歩に向けて決意を述べました。

 式場の後部には、大勢の保護者の方々が成長した我が子の姿をじっと見守っていましたが、中には感極まったのか、ハンカチを目にあてておられるお母さんの姿もありました。式典後の保護者会では、障がいを抱えていたために大学や他の専門学校に受け入れてもらえなかった我が子が理学療法士として卒業式の日を迎えることが出来たと、保護者代表としてあいさつに立たれたお母さんが感無量の表情を見せられるなど、それぞれの心に残る素晴しい式典となりました。


産学連携賞が卒業生42人に贈られました


「ひまわりの約束」を歌う大阪医療福祉専門学校ゴスペル部の卒業生と、姉妹校の学生ら

 式典終了後、第二部として産学連携賞の授賞式が行なわれました。各校とも業界と連携して、課題に挑戦する活動などを行なっており、その中でも優秀な活動を行なった卒業生に各業界からの賞が授与されました。公益社団法人「大阪府臨床検査技師会」会長の竹浦久司様から同会会長賞が大阪医療技術学園専門学校・臨床検査技師科の今井伸弥さんに贈られたのをはじめ、同校の卒業生19名に各業界団体から13の産学連携賞が贈られました。

 また公益社団法人「大阪府理学療法士会」会長の山川智之様から、公益社団法人日本理学療法士協会優秀賞が大阪医療福祉専門学校・理学療法士学科の森茉唯さんに贈られたのをはじめ、同校の卒業生21名に各業界団体から11の産学連携賞が贈られました。最後に公益社団法人「大阪府看護協会」会長の高橋弘枝様から大阪医療看護専門学校・看護学科の峯千晶さんら2名に同会会長賞などが贈られました。


 
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