大阪滋慶学園 » 2014 » 7月

「鳥取市医療看護専門学校」新校舎の竣工式挙行

　学校法人大阪滋慶学園では、鳥取市の誘致を受け、平成２７年４月の開校を目指して「鳥取市医療看護専門学校（認可申請中）」の設立準備を進めています。このたび、新校舎がＪＲ鳥取駅前に完成したことを機に、６月２８日（土）１１時より新校舎１階の図書室を利用して竣工式が挙行されました。鳥取市の深澤義彦市長を筆頭に、鳥取県東部４町より地元の政財界、医療・福祉・教育業界や工事関係者らと、施主を務める浮舟邦彦理事長ら学園関係者約１２０人が出席し、同専門学校の前途を祝しました。地元の報道機関が多数取材に訪れる中テープカットが行われ、新校舎が完成したことで、いよいよ鳥取市との“公私連携”による学校運営のスタートが近づいてまいりました。

　昨年１０月２１日に行われた地鎮祭のあと、地元の企業を中心に７ヶ月に渡る建設の後に完成した新校舎は、鉄骨６階建てで延べ床面積は６，１００平方メートルとなっています。校舎はＪＲ鳥取駅前にある風紋広場の一角に聳え立ち、医療・福祉の専門職者を目指す学生たちの学び舎としては相応しい清潔感が漂っています。外壁には「鳥取市医療看護専門学校」の文字が一際目立ち、新たな駅前のシンボルとしても注目を集めそうな存在感があります。

　地元・聖神社による神事が執り行われ、大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長は「地元の熱望に押し切られる形で同校の設立を決めましたが、事故もなく工事が進められ僅か７ヶ月の短い期間にこれほどの素晴らしい校舎を建てて頂くことができました。昨今、医療・福祉の業界は『病院完結型』から『地域連携型』、『業種間連携型』へ転換しつつあります。若い人たちが地元で学び、地元に就職し、地元の医療や福祉に尽くしていくリンクは非常に大切だと私たちも考えてきました。そのことが、まさにこの鳥取市医療看護専門学校を拠点として完成できるのではないかと願っています。あとは我々大阪滋慶学園が培ってきたノウハウと滋慶学園グループのネットワーク力をすべて出しり、素晴らしい学校を作るばかりです。地元の方々からも自慢していただけるような学校を作ってまいります」と、施主として挨拶を行いました。

一方、来賓を代表して深澤市長と前市長の竹内功市政顧問から祝辞をいただきました。

深澤市長からは「竣工式を迎えられ心よりお祝い申し上げます。本市におきましては次世代の医療を担う人材を地元で育成するとともに看護師やリハビリ専門職者等の不足を解消すべく平成２４年より医療系の看護専門学校の誘致を進めてまいりました。このたび学校運営を引き受けてくださる大阪滋慶学園には心より感謝申し上げます。健康づくりや医療、福祉に力を入れている本市にとりまして、この専門学校は今後、欠かせない重要なパートナーとなっていくものと思っております。保健医療や福祉の人材養成に大変優れた実績を持っておられる大阪滋慶学園に地域の医療現場に精通した優秀な人材を養成していただけることを大いに期待しています。いよいよ来年度、多くの学生さんをお迎えすることになりますが、卒業後はこの鳥取県の東部圏域において医療や看護の分野で中心となって活躍していただくことを願ってやみません」とお祝いの言葉をいただきました。

竹内前市長からは「地元の関係者が一堂に会しての竣工式、まことにおめでとうございます。このプロジェクトの推進を図ってきた一人として心からお喜びを申し上げます。大阪滋慶学園は医療・看護・福祉・保健の分野で日本一といっても過言ではない最高の人材育成を実施しておられる学校法人だと確信しています。そのような立派な学園に進出していただいたことは、鳥取市史に輝かしい１ぺーじとして刻まれることになるでしょう。少子高齢化、人口減少の時代を迎え、これからの医療、福祉を担う人材を地元で確保できる道筋が立ったということは、公共団体はもとより、医療・福祉業界関係者の皆さんにとっても大きな光明が差し込んだということです。若い方々が地元で学び、地元に定住してしっかりと医療福祉の世界で活躍する、そんな姿を考えてみるだけでとても夢のあることであり、明るい将来がすぐそこに来ているということだと思います。本日竣工を迎えたこの建物がこれからの国を支える大きな拠点となることを確信し、これからの１０年、２５年後を明るく照らし、本当にこの学校が出来てよかったなあと思える時がくることを願っています」と祝辞をいただきました。

このあと、工事関係者らへの感謝状贈呈、祝電披露が行われ、浮舟理事長、深澤市長、橋本学校長、白兎設計事務所の霜村將博社長、大和建設の竹中由紀夫社長、同校顧問に就任した鳥取医療センターの下田光太郎院長の６人によってテープカットが行われました。

最後に橋本学校長は、「事故もなく短い期間にこのような素晴らしい校舎を建てていただき、誠にありがとうございます。関係者の皆様には心から感謝いたします。行政や病院関係の方々からも、実習教育の支援など本当に沢山の協力をいただいています。今後は、地元に貢献出来る素晴らしい学校運営が行えるよう、教職員一同力を合わせて、精一杯頑張ってまいります」とお礼の言葉を述べました。

同校舎には看護学科（定員８０名、昼間部３年制）、理学療法士学科（同４０名、昼間部３年制）、作業療法士学科（同４０名、昼間部３年制）、言語聴覚士学科（同４０名、昼間部２年制、４年制大学卒業者対象）の４学科が入る予定です。
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