1759人が学びの一歩 ~大阪滋慶学園5校の入学式

 学校法人・大阪滋慶学園グループの大阪医療技術専門学校、大阪ハイテクノロジー専門学校、大阪保健福祉専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校、5校合同による「平成25年度入学式」が4月4日にホテルニューオータニ大阪で、桜満開のなか盛大に行われました。「共信・共進・共創」をテーマに、5校合わせて1759人の新入生が希望に胸を膨らませて、夢の実現に向けて学びの第一歩を踏み出しました。


近藤雅臣学校長

―自ら行動する気概を~近藤学校長―

 式典では、5校の教職員を代表して、近藤雅臣学校長(大阪ハイテクノロジー専門学校・大阪保健福祉専門学校)は「滋慶学園は実学教育、人間教育、国際教育の3つの理念のもと、社会で役立つ知識・技術の習得、礼儀など品位ある人間性、国際的視野を有する人材を育成しています。学園は全面的に支援していきますが、実行するのはあなた方で、自ら行動する気概を持って学んでください」と訓辞をされました。


―良い習慣は良い人格~浮舟理事長―

 5校の運営母体・大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長は「多くの選択肢の中から、自分の夢の実現、やりたいことを見つけて入学されました。自己発見されたわけで、目的を明確にして、将来の姿を描いてください。身構え、気構え、心構えをしっかり持って、学び続けること、学ぶ習慣を身に付けてください。仲間や先生とのコミュニケーションを大切にして、多くのことに気付いて、考え方が変われば、行動が変わります。良い習慣は良い人格をつくります。良い人格はすばらしい人生をつくります。あなた方の夢の実現に向けて、数々のノウハウを提供していきます」と祝辞を述べられました。

浮舟邦彦大阪滋慶学園理事長

Dr.ジョアナ・シリング教務副学長

―地球市民の生活向上~米国代表―

 入学式には、大阪滋慶学園の海外提携校の代表が海を越えて、お祝いに来ていただきました。米国のセリトス・カレッジ(カリフォルニア州)のDr.ジョアナ・シリング教務副学長は「滋慶学園とは長年にわたって、パートナー関係にあることを栄誉に思っています。両校の教育提携によって、教員、学生が共に学び合い、全地球市民の生活向上を目指したい。相互に教育理念について話し合い、さらにより良い学術・文化交流に発展することを願っています。将来、本校に訪問されることを楽しみにしています」と挨拶されました。



セリトス・カレッジ

1955年設立、公立の総合短期大学。毎年、2万1千人以上の学生が9学部(87学術領域)に入学している。米国で最大規模のコミュニティカレッジの一つ。


―すばらしい専門人材に~中国代表――

上海医療器械高等専科学校の傳志中副校長は「滋慶学園は日本有数の専門学校として影響力を持っています。そこで学ばれる皆さんは、すばらしい専門人材になることを期待しています。大阪滋慶学園とは1999年から日中合作による臨床工学技術専攻があります。本校からは20名の留学生を送って、いま日本の病院で勤めています。今後も交流を発展させていきたい」と挨拶されました。



上海医療器械高等専科学校

中国唯一の医療器械専門人材の養成学校。医学基礎知識と近代工学技術を身に付けた複合的な人材を育てている。日中合作の専攻では、日本の専門家と教員が授業の一部を担当している。

傳志中副校長

―生徒との距離が近い、人間として成長、多くの人に笑顔、
困っている人を助ける、信頼される人~新入生が力強く宣誓―

 入学生を代表して、大阪ハイテクノロジー専門学校の浪花瞳さんは「学校、学科の選択には悩みましたが、生徒との距離が近いと感じて、この学校に決めました。前進をテーマに将来は地域での医療に携わりたい」。大阪保健福祉専門学校の黒木憲成さんは「高校で介護を学びました。社会福祉の仕事をしたい。両立をテーマに、学ぶと同時に人間として成長したい」。
大阪医療看護専門学校の鶴本紗良さんは「看護師の母が困っている人を助けている姿を見て、私も成長をテーマに、そういう仕事をしたいと思いました」。大阪医療福祉専門学校の松野下奨さんは「高校で野球をしていましたが、肩を痛めたときに、理学療法士の方に出会って、希望の光を与えていただきました。それでこの道を選んで、多くの人に笑顔を与えたい」。
大阪医療技術学園専門学校の沙々木杏奈さんは「在学中に資格を取って、病院で働いて、あなたがいるから安心と言われるように信頼される人になりたい」と、それぞれ力強く、堂々と宣誓しました。


―キャリア教育を説明~在校生がプレゼン―

 この後の第二部では、大阪医療看護専門学校の在学生が、患者さんとの対話を交えて看護師の日常業務のデモンストレーションを演じました。このほか、腹膜透析時の腹膜炎早期検出システムのプレゼンテーション、資格・就職対策、同窓会活動、生涯教育について、在校生や卒業生が新入生に分かりやすく説明しました。こうした大阪滋慶学園独自の入学前から卒業後に至るまでの一貫した「キャリア教育」について、新入生は最初の授業として、熱心に聞き入っていました。

大阪医療看護専門学校の在学生





 
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