お盆明け対策~重ダルをやっつけよう~

2018.08.23

こんにちは。
スポーツメディカル&ヘルスケアセンターの織田(おりた)です

皆様お盆はゆっくり休むことができましたか?

今回は、毎年身体が「重ダル」くなってしまうお盆明けの対策について

1)理想的な運動の行い方
2)食べ過ぎた身体のリセット法

について身体の機能とともに紹介いたします。

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1)理想的な運動の行い方について
お盆など長期の休みに入ると身体を動かす機会が減ってしまう傾向にあります。
この傾向により、通常では使うことができていた酸素が身体の中に蓄積してしまい活性酸素を産んでしまいます。
この活性酸素は身体を老化させてしまう作用があるためダルさの元へと繋がり、疲れた状態(重ダル)へとなってしまいます。
この場合の解消法は有酸素運動です。しかし、有酸素運動に関しては「有酸素運動≒ランニング」と感じている方も多いのではないでしょうか?実は有酸素運動に関しては心拍数によって管理されます。
トレーナーは心拍数計や算出式(カルボーネン法)を用いて管理しますが、
一般の方ではなかなか難しいため以下の3点に気をつけてみましょう。

①話しながら行える
②じわっと汗が出る
③息が上がらない(呼吸が一定でハーハーしない)

これらに気をつけることで理想的な有酸素運動へと繫げることが可能となります。
※因みに私がお勧めするのは「少し大股で腕をしっかりと振るウォーキング」です

また、身体を動かしていたにもかかわらず重ダルになっている場合は、コルチゾールというホルモン(ダルさの元)が関与しているため、湯船にゆっくり浸かり早寝を心がけましょう。

2)食べ過ぎた身体のリセット法について

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食べすぎたら次の日の食事量を減らそう!と、考えられる方も多いです。
確かに身体を動かさず無理なく痩せようと思えばこの方法に行き着きます(消費量>摂取量=痩せる)。
しかし、この方法を行うことで「翌日の摂取量が増える」もしくは「間食をしてしまう」ことも少なくないのではないでしょうか?
これを解消するためには「無意識に摂取量をコントロール」することができれば願ったり叶ったりではないでしょうか?
結果を言えば可能です。
これを可能にしてくれるホルモンが「レプチン」です。
このレプチンは別名:食欲抑制ホルモンとも呼ばれており、分泌量に比例して食欲を抑えることができます。
そして、このレプチンの分泌量を高める方法は睡眠です。
疲れて昼近くまで寝てしまっていた際に「朝ごはんはもういいかな?」と思わせられるのはこのレプチンが関係していると考えられています。また、睡眠時間が長ければ食欲促進ホルモンと呼ばれるグレリンの分泌量も低下するため。
睡眠時間の確保は身体のリセットに重要な因子となります。
※因みに私がお勧めするのは「6から7時間程度の睡眠」です。
※睡眠時間が短い場合レプチンが減るとともにグレリンが増え、余計に食欲が増してしまうため、遅寝は逆効果。

以上より、お盆明け対策として重ダルをやっつけるためには

「①有酸素運動」と「②睡眠時間の確保」に気をつけて頑張りましょう。

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~運動の豆知識(復習)~
●強度の低い有酸素運動で疲れた身体をリフレッシュ
●睡眠時間の確保でレプチンを分泌させ食欲を抑える

 
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