新年あけましておめでとうございます〜「目の健康運動」をご紹介〜

2019.01.07

皆さま、新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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さて、最近は情報技術の革新によって、私たちの情報機器の利用頻度が著しく増加しています。
そして、これら急速なデジタル化と情報化の弊害、つまり、スマホなど通信機器の使い過ぎによる「若年層の緑内障増加」をはじめ、「スマホ老眼」や「スマホ認知症」の発症が、問題視されています。

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私たちは、スマホやパソコンによる目の酷使を避け、常に目の健康維持に心を配りたいものです。
また、疲れ目を解消するとともに脳の活性化を図りたいものですね。

そこで今回は、目の疲れを軽減し脳の活性化を図るための「目の健康運動」をご紹介します。

1.目の疲れを軽減する運動
①まず、両目をギュッと閉じます。
②次にパッと両目を大きく見開きます。
③顔を動かさないまま、まず左右に目を10回 (5往復)程度動かします。
④再び①、②を行います。
⑤今度は、目を上下に10回 (5往復)程度動かします。

これを2~3セット繰り返します。③の時は顔の横の視野ギリギリのところに両手の
人差し指を立て、それを目だけで見るようにすると行いやすいと思います。
同様に⑤のときは、人差し指を額の上に横向きに、もう一方の人差し指をあごの
下に横向きに置き、それを目だけで見るようにすると行いやすいと思います。

2.遠近ピント合わせ運動
①まず片方の手の人差し指を鼻の前に立てます。
②少しずつ鼻から遠ざけて、指が二重に見えたりせずはっきりピントが合う最短距離で人差し指を固定します。
③もう片方の手の人差し指を腕いっぱいに伸ばして、鼻の前方遠くに立てます。
④2本の指を交互に見ます。パッパッとピントを切り替えるようにスピード感を持って行います。
これを20回(10往復)程度行います。これをできれば1~3セット行います。

3.目からの情報処理量を上げる運動(脳の活性化)
①A4サイズ程度の白紙を準備します。
②白紙の四隅にサインペンなどで黒いマル印(●)を書きます。
③四つの黒いマルを同時に見るように意識します(紙の向きは縦横やり易い方を選択してください)。この時も顔を動かさず、目線は紙の中央に位置するよう意識しながら、四隅のマルの存在を同時に意識してください。

慣れてきたら、本などを読む際に、見開きページの四隅を意識しながら文字を読み取るトレーニングをしてみましょう。
始めはうまくできませんが、慣れてくるとコツがつかめてきます。これができるようになると、脳が活性化され、本を読む速度があがったり、自動車の運転中、道の脇から飛び出してくるモノに対し敏感に反応できるようになると言われています。

このような「目の健康運動」を行うことにより、目の筋肉の血流量が増加します。
また、目のピントが合いやすくなり、瞬間的視力が向上します。このことは記憶力向上にもつながると考えます。
さらに、目だけでなく脳の血流量の増加が期待でき、交感神経と副交感神経のバランス改善などが可能になると考えます。
ただし、どんな運動も効果をあげるためには継続することが必須です。毎日、気がついたときに「目の健康運動」を実践してみましょう。時間の無い時は、運動1、2だけでも良いと思います。

ご注意:以上の運動方法の効果については、個人差があります。
また、効果についての記述は筆者の体験を参考に、筆者個人の感想としてまとめたものです(視力回復法の実践や速読法セミナーでの体験を通し、それぞれの運動方法をまとめたものです)ので、あらかじめご了承下さいますようお願い致します。また、運動を実践するにあたり、健康上不安のある方は、事前に医師と相談の上、実施して下さいますようお願いいたします。

さあ、今日から疲れ目を防ぎ、目の健康を維持に心掛けましょう。
そして、今年も健康で見通しの明るい一年にしましょう。

本年もスポーツメディカル&ヘルケアセンターの活動にご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

(鈴木)

 
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