2011年、日本は3月11日の東北大震災をはじめ、9月3日の台風12号など自然の脅威にさらされた年になりました。被災をされた方々には心からお見舞い申し上げます。また海外よりいただきました暖かいお見舞いに厚く御礼申し上げます。
アジアは世界経済の牽引車として世界のマーケットをリードしていく時代を迎えています。一方、アジア各国は社会の発展と共に医療福祉等ライフイノベーションが重要となっているのです。
医療の発展は国境を越え、アジア、世界を視野に置かなければならない時代となりました。グローバルな視点の必要性です。と同時に医療は各国に於いてその制度の中で運用され、ローカルな視点も欠かすことは出来ません。グローバルとローカル、まさに「グローカル(Glocalization)」の視点が必要となります。
特に医療機器の進歩は非常に早く、取り扱えるテクニシャンとしての臨床工学技士はチーム医療のコメディカルスタッフとしてその重要性を増してきています。
そうした中、学校法人大阪滋慶学園は提携合作を進めている中国の上海理工大学、上海医療器械高等専科学校と臨床工学のジャンルに於ける研究会等、アジアの臨床工学技士が共に学ぶ場の必要性を話し合ってまいりました。
2011年4月,大阪滋慶学園は医療の質と安全の分野に於ける専門家、研究者を育成する医療安全管理学の大学院修士課程を開講いたしました。その1周年を迎えるにあたって、アジアの臨床工学を担うテクノロジストが「グローバルな視点と現場に於ける視点」を有すべく、「グローカル時代を迎えるアジアの臨床工学」のテーマのもとに第一回のアジア臨床工学フォーラムを開催する運びとなりました。
今回のシンポジウム開催を通じて、アジアの臨床工学及び医療技術の発展に寄与し、併せてアジア職業人(テクノロジスト)の育成に寄与できればと存じます。
第1回アジア臨床工学フォーラム実行委員長
大阪滋慶学園滋慶医療科学大学院大学理事長
浮舟 邦彦
グローカル(Glocalization)は、全世界を同時に巻き込んでいく流れである「世界普遍化(Globalization)」と、地域の特色や特性を考慮していく流れである「地域限定化(Localization)」の2つの言葉を組み合わせた混成語である。俗に言う、「地球規模で考えながら、自分の地域で活動する(Think globally, act locally)」とも関連する言葉。
大阪滋慶学園
滋慶医療科学大学院大学理事長
浮舟 邦彦
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