「就職フェア2014」を開催〜4500名が参加

2014.05.16

268事業所と学生が熱心に面談、総勢4500名が参加
―大阪滋慶学園が就職フェアを開催―

 学校法人・大阪滋慶学園(主催)は、「~力強い足跡、未来に向かって~」をテーマに「就職フェア2014」を5月12日(月)に大阪城ホールで開催しました。大阪労働局・ハローワークの協賛・協力、大阪府、大阪市、大阪府看護協会など25機関の後援を得て、今回で10回目の開催となります。


 今回は病院、介護・福祉施設、整骨院・接骨院、保育園など268事業所(昨年は200事業所)がブースを構えて、三千数百名の専門学校生(一部大学生、社会人も参加)との就職説明・面談に応じていただきました。事業所の方々、保護者を含めて総勢4500名が学生の進路に関して、真剣に会話するなど、会場は熱気に包まれました。


―キャリア教育の一環―

 この就職フェアは、各事業所の人事担当者と学生が直接面談をして、求人情報を得るとともに、各業界の現状や将来展望、求められる人材像など把握することによって、学生の自己発見、自己変革を促すことを目的としています。「実学・人間・国際」の教育方針のもと、滋慶独自のキャリア教育の一環でもあります。


―職業教育を通じて社会に貢献―

近藤雅臣学校長

 開会にあたって、大阪ハイテクノロジー専門学校・大阪保健福祉専門学校の近藤雅臣学校長は「職業教育で社会に貢献するのが滋慶学園の使命です。素晴らしい学生に育てたつもりです。事業所の方々は良き忠告を与えていただき、双方にとって実りある一日になることを願っています」と挨拶しました。

浮舟邦彦理事長

大阪滋慶学園の浮舟邦彦理事長は「昨年より3割も多い事業所に出展していただきました。業界と学生とで、何かを学ぶ機会にしていただきたい。学生はキャリア教育の重要性を認識してください」と述べました。


―人生の扉を開いて―

豊田百合子副学校長

 就職フェア実行委員長の豊田百合子・大阪保健福祉専門学校副学校長は「学生にとっては、まさに人生の扉を開けてください。仕事のあり方、見方を学ぶ良い機会です。素晴らしい一日になるように」と開会を宣言しました。


―コミュニケーションできる人材を求めて―

―コミュニケーションできる人材を求めて

 ブース出展されました病院は「優秀な看護師を求めて参加しました。特に新卒の看護師を重点的に集めています。看護師数は一応足りていますが、ワークライフバランスを考えて、採用を広げていきたい」。別の病院は「看護師を求めていますが、当院は新人教育に力を入れています。何事にも前向きでいろんな人々とコミュニケーションできる人物が望ましい」という。


―就職フェアは人材を求める貴重な機会―

―コミュニケーションできる人材を求めて

 民間の総合病院は「まず当病院の存在、特徴、良さを知っていただき、ぜひ実習に来ていただきたい」。病院と介護・福祉施設を運営する社会医療法人では「当方は看護師だけでなく、介護福祉士、理学・作業療法士など広く人材を求めています。その意味から、医療職、介護・福祉職を養成している滋慶学園の就職フェアは貴重な機会です」。

 また、老人ホームを運営する社会福祉法人は「今回初めて出展しました。場所が良かったのか、展示PRに興味を引いたのか、多くの学生さんに訪ねていただき、手ごたえ十分です」と、それぞれ出展理由を話していただきました。


―教育・研修がしっかりしているのが条件―

 これに対して、大阪保健福祉専門学校の看護学科の学生は「立派な病院が多数参加されていますので、数多く話が聞けました。病院の特徴、違いがある程度わかりました。今後の実習先で、実践を通じて就職先を決めたい」。大阪医療技術学園専門学校の臨床検査技師科の学生は「病院に就職するか、検査機関など企業に就職するか、迷っています。いずれにせよ、特徴・特化したところに就職したい」。

大阪医療福祉専門学校の理学療法士学科の学生は「研修プログラムなど教育がしっかりしているところに勤めたい」。大阪ハイテクノロジー専門学校の臨床工学技士科の学生は「ここに来るまでに決めてはいますが、より多くの情報を集めたい。仲間と共に回って、冷静に分析したい」―など、それぞれフェア参加の意義を見出していました。


―学生300名が献血で協力―

―学生300名が献血で協力―

 一方、昨年に続いて、大阪府赤十字血液センターとの共同開催で、地域への社会貢献の一環として“献血”を行い、約300名の学生がこれに応じました。献血に応じた学生は「私は医療職を目指しています。献血を通じて、患者さんのお役に立てるなら、嬉しいと思います」と、素直な気持ちで腕を差し出していました。



 
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