大阪ハイテクノロジー専門学校&大阪保健福祉専門学校 合同卒業式

2018.03.26

「創」未来へ羽ばたけ2018-。

卒業生総代の市來さんと尾崎さんに近藤学校長から卒業証書が授与されました

卒業生総代の市來さんと尾崎さんに近藤学校長から卒業証書が授与されました

 大阪ハイテクノロジー専門学校と大阪保健福祉専門学校の合同卒業式が3月13日(火)、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で行なわれました。612名の卒業生たちは在学中、医療・研究機関や福祉施設、企業、学校などとの連携による活動を盛んに行なっており、卒業式に合わせて行なわれた「産学連携賞 表彰」では、多くの学生が業界団体などからの表彰を受けるなど、卒業生は栄えある表情で社会へ一歩を踏み出しました。

 多数のご来賓や講師の先生方、保護者の皆さんらが見守る中、卒業生総代の大阪ハイテクノロジー専門学校・生命工学技術科の市來祐也さんと、大阪保健福祉専門学校・介護福祉科の尾崎朱理さんに、両校を担当する近藤雅臣学校長から、卒業証書と専門士称号の授与が行なわれました。



近藤正臣学校長 告辞


 近藤学校長は、「皆さんの前に無限の可能性を秘めた未来が今日始まります。無限の可能性は、皆さん方のやり方次第で、有限になってしまいます」と、一日一日を大切に、そして最高に生きることの積み重ねが無限の可能性につながっていく大きな道だと、述べました。そして「大きな壁にぶつかることもあるが、壁は頑張って生きている人の前にしか現れません。怖がらずにそれをぶち破る人間になって下さい。またAIの時代だが、AIに負けない本当の人間の力を示して欲しいと思います。そして皆さんの力でこれからの日本を建て直し、成長させなければなりません」と、期待と激励の言葉を贈りました。

  • 学校長告辞を行なう近藤先生


  • 祝辞を述べる宮川副理事長


宮川藤一郎副理事長 祝辞


 滋慶学園グループの宮川藤一郎副理事長は、「グローバルで変化の激しい不透明な時代こそ、専門的な知識や技術を身につけておくことが有利な時代です。その点で皆さんは専門性や社会性の高い仕事を目指して頑張ってこられました」と、懸命な選択だったと述べた上で、「前に踏み出す力」や「考え行動する力」「問題を解決する力」、「チームワーク力」に加えて、コミュニケーション能力、さらに将来的に「リーダーシップ力」や「マネージメント力」を育んで欲しいと訴えるとともに、「日進月歩の激しい業界にあって、学び続けることが大事です」と言葉を贈りました。

テレサ・ローランド博士


 海外提携校のご来賓からもご祝辞をいただき、サンフランシスコ市立短期大学のテレサ・ローランド博士は、1999年から続けている医療の国際化に向けてのパートナーシップをさらに拡充し、異文化理解を深めていきたいと述べた上で、「卒業生の皆さんの輝かしい未来と、今後のキャリアの成功、そして人生の目標の達成を心からお祈りします」と祝福していただきました。


 また、急遽来日できなくなった上海健康医学院の校務委員会主任、鄭瀋芳様から「入学時の初心を忘れないように頑張ってください」という卒業生への激励のメッセージが披露されました。同大学は毎年、100名にのぼる学生を大阪滋慶学園に留学させています。留学生の中には、大阪ハイテクノロジー専門学校の日本語学科を経て同校臨床工学技士科に編入学し、臨床工学技士の国家資格を取得して日本の病院で働く学生がすでに50名近くに上っています。

鍼灸スポーツ学科の石原さんと医療秘書・情報科の石川さんに校長賞


 在学中に努力した学生への表彰が行われ、校長賞が大阪ハイテクノロジー専門学校・鍼灸スポーツ学科の石原光彩さんと、大阪保健福祉専門学校・医療秘書・情報科の石川汐音さんに贈られたのをはじめ、大阪府知事賞や理事長賞、JESC(滋慶教育科学研究所)奨励賞など各賞が、それぞれ贈られました。

 また、日刊工業新聞社賞が、卒業研究「ヒートパイプを用いた透析液廃熱利用への取り組み」を行なった大阪ハイテクノロジー専門学校・臨床工学技士科チームに、フジサンケイビジネスアイ賞が「実習期間中の看護学生が自ら招く睡眠不足」の研究を行なった大阪保健福祉専門学校・介護福祉科チームにそれぞれ贈られました。


  • 日刊工業新聞社賞が竹本祐介取締役大阪支社長から贈られました


  • フジサンケイビジネスアイ賞が両金史素大阪本社代表から贈られました


謝辞を述べる卒業生代表の上木さんと足立さん

 最後に、大阪ハイテクノロジー専門学校・スポーツ科学科の足立勝哉さんと、大阪保健福祉専門学校・看護学科の上木みらさんが、卒業生を代表して、在学中に恩師から受けた指導やクラスメートからの温かい思いやりに感謝を述べ、豊田副校長から「美しくて力強い謝辞をありがとう」と声をかけられました。このあと、保護者の皆さんにも育ててもらったお礼の気持ちを伝えた後、代表に感謝の花束を贈りました。



産学連携賞として各業界団体からの賞が贈られました

産学連携賞の発明学会会長賞を受ける卒業生の林さんと大杉さん


 式典後の第二部では、両校が展開してきた産学連携教育の中で、優秀な成果をあげた学生に贈られる産学連携賞の表彰式が行なわれました。小学校のプログラミング知識の少ない先生でも扱えるプログラミング教材を開発した大阪ハイテクノロジー専門学校・生命工学技術科(ロボット専攻)の林知宏さんと大阪保健福祉専門学校・介護福祉科の大杉恒成さんらに、発明学会会長賞が一般社団法人発明学会の中本繁実会長から贈られたのをはじめ、各業界団体から各賞が贈られました。


 閉式前に、卒業を祝って、姉妹校の放送芸術学院専門学校の在校生と大阪スクールオブミュージック専門学校の卒業生で構成するソウルマティックスが「ひまわりの約束」を歌い上げました。粛々と進められてきた式典は、医療、福祉の世界を支える人材を送り出すにふさわしい清々としながらも、温かい空気に包まれた卒業式となりました。

 
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