大学院の運営
-医療安全の学問体系と実践を追及-
大阪滋慶学園は、長年に及ぶ医療職人材の育成という経験、実績をもとに、医療安全を追求する大学院「滋慶医療科学大学大学院」を2011年春に開校しました。
医療管理学研究科(修士課程)を設置して、医療安全管理をテーマにした国内初の大学院として注目されています。医療安全という幅広い概念ですが、医療事故を未然に防ぐ「セーフティーマネジメント」、事故後の対応を適切に行う「リスクマネジメント」の2つの側面から学びます。
このため、教授陣は医学博士、保健学博士、看護学博士、工学博士、人間科学博士などさまざまな分野のスペシャリストがそろっています。学生(1学年の定員)24名に対し教員は19名の体制で、「少数精鋭」による徹底した指導教育体制を敷いています。
大学院生は医師、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師など医療現場で働く人が多く、激務をこなした後の夜間授業だけに大変ですが、教員、学生ともに刺激しあって、モチベーションを高めるように、双方で心がけています。
この大学院が目指す方向は「医療安全管理の学問体系を確立」するとともに「患者さんの視点に立っての医療の安全・安心を実現する」という医療現場での実践を追及していくことです。